ひとり、寂しく、生きていたのに。/秋葉竹
しいという感情のすべての明るい光を
綺麗さっぱり上書きしてしまうひたむきさが、
たしかにあふれかえっていたのです。
はは。
比喩として平凡ですが、
比喩の意味するところの心は、
決して平凡ではありませんでした。
苛烈な、
希求でした。
イヤ、気球の、
破裂じゃ、なくて。
ハッ!
こうして上手い冗談いえるのも、
うん、
『上手い』ジャパニーズ冗談いえるのも、
あなたが戻って来てくれたからでしょうね。
ああ、
それにしてもそれにしても、
ひとをこれほど、
心にとってもう邪魔になるほど、
好きになるってこうなんだって、
ほんとうに
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