至純の。/秋葉竹
 
月の約束は空をぼんやり泣かせ、
なにひとつ怖いものなどないという強がりを繰り返させた。

美しい星空の下 ななつの星に祈る魂の
世界には
あってはならないものをそれが一番正しいのだと、
その言葉が
墓に入れられる諦めを一気に飲み込んで
行きたいところに行ける自由だけを
2度と願うことなどないさと、
いいよ、単純に、信じちゃうよ、ってさ?
審美の誕生に、世界が祝福し、
歌っちゃうよ、ってさ?

あらあら。

それを信じちゃうあからさまな好意は、
まるで世界であたしとあなただけが、
わかり合えている奇跡の至純の愛としての好意か?

あらあら。








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