幾百億、幾千億の詩(うた)の詩(うた)/秋葉竹
 
たが必要です。

この日を待ちつづけてきた
無数の詩(うた)たちが集う街。
私の詩(うた)もその星屑の一つとなり
夜空から凍った糸でぶら下がるのでしょう。

そのきらびやかな銀河の門には
許可証も身分証明書も要らない、
ただ、なにものにも代えられない一つの心を
持ちつづける慎ましやかな意志だけが
たったひともじのパスワード。

なのですから?

の、はずですから?

詩人とは、
それをもう一度あらためて
見つめ直す心を持つものたちのことです。

街は、あなたが必要です。






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