疑問符/ふるる
探すことに倦んだ僕を横たえる
腕をつかむ彼らが告げようと口をひらく理由は何だろう?
冷たい壁が生えている丘の向こうから
元気が出る歌とやらを試されている
いや吟味されている、いや選別されている
塀が続いている間は望みは薄く
そのバネを曲げたとして、君が知ることもないだろう
それとも
君はもともと君たちだったのか?
君たちの想いはやがてプラスチック片となり
ラベンダーは香るのをやめ
牧場、スカーフがとばされる風
走らずにはその飛行場に辿り着けないと知り
意外と多くのものを使う羽目になる、それがただちに起こる、
灰を引きずって痛みはおそらくない
切り倒された古木を寝床にする虫の群れ
意味はなくただ音楽のように流れ
それだけがあらわれては消え
表面だけで手前でやめる
大事を朽ちかけた鉄柵のようにほうっておいて
なぜ誰も動かず、怒りもせず、尋ねず、笑いもしないの?
そんな君の言葉が予言のように響く
飛行場には植木鉢がおそろしく沢山でさらにいい知らせ
桃色の軍服を着た少女たちが行進してくる
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