パレオパラドキシアへ/
たこ
ポエジィは
石ころの中に
隠れていた
子どもの頃に
草地から
抱えて運んだ石を
ふと
パカんと割ってみてみたら
沢山のアンモナイトが
泳いでいた
大昔の海と草原
風そよぐ庭の草木が
波音を奏で
ポエジィが唄い出す
バシュラールの
渦巻き
この螺旋の一番奥に
きっと僕の家がある
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