桜の花、ちる/秋葉竹
 


あの 夜はひとりで寂しくなかった。

ただ、貴女がいないのでとまどった。

どこへいったのかな
さがしてもさがしても
風の音しか聞こえてこない

あたたかい声が夜空から
キラキラふりしきるにぎやかな
貴女の名前を想像していたもので、
ちょっと
僕の想いは伝わらないよねー。

貴女を見上げて星空の下、
首が痛くて涙がでてくる。

ちょっと、星がまぶしすぎて、って、
軽〜いウソつき
桜の花ちる。

悲しい、のではなく、

さがしているだけだからって。
ウソじゃないんだって。
僕が知っているから。

ははは。
どこかに、罪の匂いがす
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