金色の杖/腰国改修
 
金色の包みといえばあの薬
悲しい話で満たされた
蒼くて薄暗い日々

今はなんとかゆっくりと
この道を歩いて
俯けば希望のような
淡く敷き詰められた花びら

今はまだ
金色の包みを時折探してしまう
夏が終わる頃
きっと
明るい海を真っ直ぐに見つめて
何処までも歩いて行ける



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