詩が生まれるとき/愛燦
なんとなしに毎日忙しくて
毎日が満たされているような気がするとき
詩が生まれない
ペンを握って紙に向かうことがない
詩が生まれない
疲れているとき
なんとなく浮かんできた言葉が
詩となって生まれる
なんとなく、詩を書く
浮かんでくる言葉がすべて
詩のように思えるから
疲労に負けて絶望すると
詩が生まれない
言葉がすべて蛇足に思えるから
詩が生まれない
詩は生まれたいのか
生れたくないのか
この思いを伝えたいのか
伝えたくないのか
悟られたいのか
悟られたくないのか
人は身勝手だ
私もふくめ
戻る 編 削 Point(1)