休息/坂本瞳子
 
ふうと吐く息は
溜息ではなく
それでも重く
涙まで溢れた

こんなことで
自らの疲れを知る
いたたまれない気持ちと
やるせなさが重なる

それは立とうとして
よろけてしまうほどに
この心と身体に打撃を与え
休息の必要性を認識させる

少しでいい
横になって
一切合財を忘れて
ただ休もう
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