絶望の淵に/
坂本瞳子
果てしない切なさが広がる
救われることのないこの気持は
やるせなさに変わる
消えてなくなりたい
そんな風にさえ思う
ときに見失う
自分が欲しいもの
ときに忘れる
人の優しさ
涙さえ流れない
心に開いた穴を
埋めようともせず
迷い彷徨う
魂の行先など
追いはしない
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