過ぎ去ってゆく青い時間の果てに仲間たちの倒れゆく戦いがあった。/秋葉竹
 


その夜、泣いたのは、
オレだったのか、
オマエだったのか?

過ぎ去ってゆく青い時間の果てに
仲間たちの倒れゆく戦いがあった。

誰を信用していいのかわからない
嘘っぱちの恋愛ごっこがあった。

冗談まじりに好きと言っていいと
間違った告白がクラスで流行るから

誰も、誰のことも信じられなくなって
海の底の静けさが漂う教室。

過ぎ去ってゆく青い時間の果てに
仲間たちの倒れゆく戦いがあった。

遠い街の風景が、心に染み入る
オレンジ色の暖かい灯火だったから

彼女は、彼女の生まれ育った小さな町に
最初の希望を置き忘れている、すでに。

冗談
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