エーデルワイス/藤鈴呼
かんないからいっかって
押し流そうとしている支流の先に燕が止まる
両側に飛び出した翼と 切っ先の鋭さ
クラウチングスタートの見事さに目を奪われる
物が二重に見えるのは
ボクが酔っぱらっているからダケじゃなく
近頃 近眼なんだ この痛み
キミならきっと 理解してくれるって 信じてる
薩摩色した汁に 小口ネギを浮かべて
ついでのように取り出した 鶏ひとつ
本当の主人公は かんずりなんだ
頬ずりしながら 落ちそうな頬 ひとつまみ
御馳走様って言う前に もう一度だけ 笑ってね
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