鎧灯/
石川湯里
私にとって
行列は
皺(しわ)のようなものだった
黒く
そして蒼く
一段落のきれいだ
打ち付けられた
山肌に雪崩れる
そこが しずかだ
気になって来てみると
最後まで
深く沈みこんだ
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