かわる気持ちに翻弄されて/shin
誰もいない空間の中で
目眩(めまい)さえ起こりそうな圧力を感じる
瞬間的な感覚となることもあれば
ただずっとそこに在ることもある
おびただしいりょうの
TASKとRULEに縛られるだけなら
それほど簡単なことはない
進むでもなく、
戻るでもなく、
オモク歪む空間は僕を憂鬱にさせる
気がつけば、朝が来ていて
また、外に出て行く
そこには新しい世界があるが、
また、夜になればいつもの空間に戻らざるをえない
ある時にはこの場所は薔薇色に見えたはずだ
外を歩く以上に
気持ちが吹き出していたはずだ
あと、どれほどの時間が経てば
元の時間に帰れるだろうか?
明日は外の世界から色のある薔薇を持ち込もうと決めた
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