さよなら/もっぷ
 
春に出会う
あたりまえのように
それが君だった
日々があった

見えるものは見えるもので
見えないものは見えないもので

見えるものを二組の目で見て
二人はたまたま近い気持ちを感じた

夏に始まる
あたりまえのように
それが恋だった
日々があった

見えないものが見えるようになる
二人だけの目にだけ映る
見えないはずの見えるものたち
それはどんどん増えていって
約束や秘密になってゆく

本当に二人だけの、
そこまではまだ幼すぎて
でも教室だとかよりはずっと
二人だけの場所はあるもの

映画館だったり
カフェのいつもの席だったり
大人時間の一
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