青春です。/そらの とこ
どうどうと流れている)
魚達は息苦しそうに上流に留まっていた
キミが遠くへ行ってしまったのも
確か同じ年だったと思う
無性に水が恋しくなって
キミと二人きりで少しばかり枯れた川へ
キミの手を無理やり引っ張って
そしてボクはその川にかかった橋から
無理やり川に飛び降りた
キミはきょとんとしてばかりで
やっぱりパンツはいちご柄だった
そしてボクは潤いませんでした
キミがいなくなってボクは年を取った
あの時のキミのどうでも良さげに笑う顔は
今記憶の隅の方で薄ぼんやりと残っている
まるで空気みたいな水のように
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