ルキフェルとティンカーベル ?/犬絵
 
この世を去ろうとしたとき
失うことが怖かったので
一番綺麗な愛情をあなたにそそぎたかったが
ほんとうはそれ以上に
あなたにキスすれば
あなたに好きになってもらえれば
もう一度天使に戻れるのではないかと期待していた

そんなわけもなく
そんなわけも知らず
純な心しか言葉にかえられないくせに
あたし あなたのこと じぶんより好きだよ
青空よりもうつくしい言葉を 天使の声で
煙草のけむりを吐き出すような簡単さで
言ってくれるものだから
小学生のとき悔し泣きして以来かな
私は座り込んで泣いていたんだと思う
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