ルキフェルとティンカーベル ?/犬絵
今はもう正直に告白してしまうが
私はあなたのようになりたかった
じぶんの思いが大切で
花火のようにことばをみんなにぶつける
本当の自分を押し込めることなく
イヤなことはイヤといい
うれしいときはおひさまみたいに笑う
そんなあなたを見ているだけで 幸せになれた
神様の愛よりも
「一敗地にまみれたからといって、それがどうしたというのだ」
とうそぶく堕天使の意地が好きだったが
この世界にほんものの天使がいるのかもしれないと疑ったとき
天使に戻りたいと願ってしまった
あなたを知れば知るほど
だからあなたが あたしのこと好きになってくれないじゃないかと
魂を切る声で この
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