詩と家事と夏/ふるる
詩のことを考えながら
エアコンのファンを掃除
ファンの羽根に手が届かない
割り箸でちまちま
カビがぽろぽろ
夏は皿洗いが楽しいとされる
水遊びみたいという理由
明日は分かりにくい詩を書いちゃうのさ
白い皿皿皿皿皿がまるく乾いてさらさらさ
分かりやすい/分かりにくい詩って何だろう
という議題だった
何だろう買い物に行く自転車には乗るだろう
風を切ったり
ふりきったり
はりきったり
やりきったり
やりきれなかったり
はぁ〜
欲張りさん……
平行性に閉口しがちなのは確か彼か
アサガオの帽子の
とても似た顔が現れたり引っ込んだりだ
連続性に従属するの
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