【 知恵遅れ者 】/豊嶋祐匠
 
かった者が

当たり前の人生を生き切ること



結果は全て

彼らの転生に表れるだけで



この詩を書く

俺すら

立ち入ることはできない



さらに言えば

この俺も

知恵遅れ者なのかも知れない









例えば



この日本に生まれ

日本国籍を持つ者の

納税の意義が薄れている中で



それでも

国が

納税を迫るならば



俺は

この知恵遅れと

呼ばれた者と生きるために



幾らでも

血税を払いたいと思う






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