【 知恵遅れ者 】/
豊嶋祐匠
かった者が
当たり前の人生を生き切ること
結果は全て
彼らの転生に表れるだけで
この詩を書く
俺すら
立ち入ることはできない
さらに言えば
この俺も
知恵遅れ者なのかも知れない
例えば
この日本に生まれ
日本国籍を持つ者の
納税の意義が薄れている中で
それでも
国が
納税を迫るならば
俺は
この知恵遅れと
呼ばれた者と生きるために
幾らでも
血税を払いたいと思う
[
次のページ
]
戻る
編
削
Point
(2)