心/
草野春心
正しくあろうとして
わたしたちの舌はもつれた
東京で あなたを愛そうとして
口付けを重ねるしかなかった
偽らない わたしの目に
毎日の夕暮は かなしかった
あなたをいつまでも愛そうとしたから
この 東京の街で
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