多分どちらもたいせつ/ふるる
マや意図がはっきりしている詩
全然わからないけど必死さはある詩
多分どちらもたいせつ
常識と
それ以外
地球と宇宙に存在を
私たちが知ることには限界がある
宇宙のことは知る由がない
他人の心も
外国でおきていることも
昔あったこともこれからおこることも
目に見えないこと耳に聞こえない触れないこと
小さすぎるもののこと大きすぎるもののこと
距離がありすぎる遠すぎる深すぎる場所のこと
一番深い海の底にはまだ行ったことがないし
光が届かない宇宙の彼方のことも分からないし
ずっと一緒に暮らしている家族の心の中
いや
自分の心の中でさえも
分からないことばっかり
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