流星の海/
倉科 然
星を渡る船に乗ろう
星々の充満する世界
満たされすぎて枯渇した地球を捨てよう
宇宙の風に帆を張って進む
資本主義を棄てて
傲慢な自我も捨てて
酸素欠乏の世界から逃げよう
いつでも夜でいつでも朝
そんな世界
呼吸を止めて星を渡る
いっそ清々しいほどに二人ぼっちになって
宇宙の温度に触れて
隣のあなたの温度に触れて
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