哲学の道にて/
服部 剛
哲学の道を入り
敷石をふみしめ歩いていた
(道の傍らをさやかに水は流れ)
遠くから、外国の男性がふたり
こちらへ歩いてくる
僕は敷石を一旦、下りて
道の外れに身を引いた
(弾む英語の言葉は流れ)
たとえば
今、煩っている
自分の重たい考えを一旦、脇に置くこと
もやもやは
すーっと通り過ぎてゆく
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