僕のレストラン/梅昆布茶
ぼくたちは知ってゆく
ありのままではいられないのかもしれないと
人生でたったいちど編んでもらったマフラー
誰もほんとうのレストランを知らない
バイク乗りであまり街歩きもしなかったし
ボーダーでたぶんきみの好きなワインレッドとグレー
毛糸がふとすぎてまったく実用にはならなかったが
生きることを忘れて時々生きている
誰もほんとうのレストランを知らない
何もない大地に
乾いた足跡を残せれば良いのかもしれない
天才や富裕な人々がいて僕はあまりもちあわせがなくて
でも66キログラムの質量と粗雑なメカニズムが組成だが
エアコンが不調なので
きょうを3
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