思考は瓦礫の中で/ホロウ・シカエルボク
 
理解しないのとほとんど同じことだ、銃火器を手にしなければ、刃物を手にしなければ、鈍器を手にしなければ、誰かのイデオロギーに乗っかって踊りさえしなければ罪を犯していないと考えるのは戦争を賛美するよりもずっと危険なことだ、それは一つの理性としてすでに死んでいる、個人であろうと団体であろうと、神を崇めていようと無宗派であろうと、その他のどんなイズムが人生に書き足されていようと、戦争は争いでありそれは例えば取るに足らない小競り合いであろうと例外ではない、連なって歩いてるやつらのどのくらいがそのことを理解しているのかは疑問だ、そしてそんなものよりも、少し汗を流さずに済むような場所が欲しい、イデオロギーが欲望
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