砂丘/斎藤秀雄
 
そのこ
とに君自
身が気
づくこ
とはな
いとしても

すべ
ての単
語を暗
号化してい


君の手
紙の名
宛人は僕か
もし
れないし違
うかもし
れない

そし
てしっか
りと封
をしてバッ
クパッ
クのいちばん奥
底に潜り

ませる

悼むこ
とをや
めとも
にあら
ねばな
らない

君以
外の
誰に
もそれは分
からな
いが君
は分
かっている

僕は詩
を書く

焚き
火は弱々
しいが温
度はちょ
うど
いい

その手
紙はす
でに名
宛人に届
いたのだと君

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