まるくなって/
もっぷ
希望
うぶごえ
暗転
ぜつぼう
――その手に
何を握りしめていたの
何を掴もうと開いた瞬間に
何を逃してしまったの
夜が訪れるたびに
ただまるくなってまるくなって泣いて
(たった独りで)
たったひとりで
まだみっつのこどもが
ぜつぼうだけをおぼえて
/いま
これから
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