どうにかなる日々/
キクチミョンサ
きていたのか
ときどき不安になる
フェイク・プラスティック
賞味期限を忘れてしまったので
おそるおそるふれてはいるのに
相変わらずいい匂いがする
やわらかな乳房、かたくなな背骨
冷え切ったラザニアを
フォークで突き崩す
たいてい予想通りの
なんてことない日々を
なんとなくふたりで
それでも
なんとなくあなたとぼくで
死んでいきたいとおもったのだ
戻る
編
削
Point
(1)