どうにかなる日々/キクチミョンサ
 
きていたのか
ときどき不安になる
フェイク・プラスティック
賞味期限を忘れてしまったので
おそるおそるふれてはいるのに
相変わらずいい匂いがする
やわらかな乳房、かたくなな背骨


冷え切ったラザニアを
フォークで突き崩す
たいてい予想通りの
なんてことない日々を
なんとなくふたりで
それでも
なんとなくあなたとぼくで
死んでいきたいとおもったのだ




 
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