ねむり/Y.T
 
よるのくらがりのなか ぼくのてが
どこまでもなだらかなカーブにふれる
きみのかたちをしたなにかが
ぼくにかたりかけてくる

わたしはおんなであることをこえて
わたしはわたしであることをこえて
ひとつのあたらしいきせつ
あさでもよるでもないときのながれ…

あさのまどろみのなか ぼくのめが
どこまでもやすらかなきみのねすがたにふれる
ああ…

やがてきみはめをさます
そのときぼくはどんなかおをして
きみをむかえたらいいのだろう
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