群青/自縛ポエトリー/うい
 
夕暮れが濃い青であることに同意してくれた
ふすまの模様がウサギみたいだと言ってくれた
天袋のホコリを捨ててくれた
鎖骨から心音を聴かせてくれた
それでも
ずっと前を歩いてた
先にフッと居なくなった
知らない事ばかりだった

君との最後の日、最後だと知っていたら変わっていただろうか
コップに満たされたなにかの決壊を防げただろうか

いつも通り優しかった
いつも通りふざけていた
去り際に小さくなにか言った
聞き取れなかったふりをした

最後だと知っていたら

出来ることなら、よく晴れた日に、何でもない平日の休みを合わせて、赤い電車に乗ろう
出来るだけ明るい顔でニ
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