ぽいずん/
虹村 凌
雨が降っています。
粉のような雨が、とても幻想的です。
クソみてぇに切羽詰まって、喚きそうになりながら。
俺は留年しないように、勉強している。
「テストなんか要らねぇ」っつっても、学校は要るのだからね。
死ぬ事は恐い。
出来るなら死にたくない。
けれど、5つ隣の部屋で銃が見つかったりすると、何だか、ね。
「言いたい事も言えない こんな世の中じゃ ぽいずん」
雨が降っている。
即興詩を書いてみる。
勉強、するか。
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