手紙/
もっぷ
あたらしいのか
なつかしいのか
そんな距離感の友への手紙を持って
五丁目のポストへと急ぐ
この町にも一つ 真っ赤で寡黙なポスト
いつからあの場所で立っているのだろう
いつまで赤いつもりだろう
いつまで待っていてくれるのだろう
あたらしいのか
なつかしいのか
この祈るようなてのひらの微熱は
歩行者用の信号があおに変わった
丸腰のこころを
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