vintage /いびつな字で書かれたノート/桂
vintage /いびつな字で書かれたノート
白紙のまま棒にくくりつけて
見せびらかすように振ったとしたら
それはきっと僕の人生を降参してしまうことになる。
何故書くのか?その問に答えられないまま
今日も汚い字で罫線の隙間を汚すのは「なぜ生きるのか?」その答えを見いだせないままに人生をただイタズラに汚していく日々に似ている。
少し悲しいことだけど、僕の人生がすぐにゴミ箱行きになることを前提で買われた安っぽい白いTシャツのようなものだとしたら、せめてその汚れはハンバーグソースや友人との別れ際に泣きじゃくりながらhugした時についた涙や鼻水の染みであって欲しい。
も
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