その角を右に/
灰泥軽茶
その角を
ふいに右に曲がると
道はのびていく
たくさんの家
人々が喋っている
知らない人たちの日々日常
町は広がる
車はびゅんびゅん
自転車はすいすい
放射線状に
沸き立つ生活
すうっと撫でる
町の空気
私は知っているこの先の道
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