リピート/讃岐どん兵衛
 
旅の途中下車 すれ違う明日の光射すところ

一本道どれだけ歩いても 景色が変わらないと進めたと思えないまま

きっと繰り返す旅の途中下車 すれ違う明日の光射すところ

繰り返す旅の途中なのだと かつては夢に向かった自分じゃないか



無我夢中の力を持っていながら

誰かに寄り添いたい寂しさを払い除けられず

生命の終わりの最後の力とは

残ったものではない自分にはない力なのか

何度踏み外し 何度振り返り 問い正し 尋ね続けた先には

その度に見たり聞いたりした ずっと前から分かっていたことだったとしても

きっと繰り返す旅の途中下車 いつものように立ち止まって休めばいい

繰り返す旅の途中なのだと 望む答えを聞きたいだけなのだろう



きっと繰り返す旅の途中下車 すれ違う明日の光射すところ

繰り返す旅の途中なのだと 繰り返し繰り返し繰り返し続けよう

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