語る死す、語る生まれる/kaz.
ては枯れていく。枯れていくのを見送るあいだに、どれほどの時が経ったろう。時が経ったことを感じようとすれば、かえって感じることができないものだ。夜、夢を見ようとするが、見ようとすることでかえって見ることができない。という夢を見たような気がする。夢を見たのかどうかさえ、ぼくには分からない。分からないということが夢の中身であるような気さえしてくる。
「眠りたくなる」
「眠りたくなくなる」
「眠りたくなくなくなる」
「眠りたくなくなくなくなく……なる」
「眠りたくなくなくなくなくなく……泣く泣く泣く泣く泣く泣く泣く泣く泣く泣く泣く泣く泣く泣く泣く泣く……ことなくほどなくわたしとおしていた糸を
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