フェイクスター/itukamitaniji
る 名前のない星をひとつ借りてきて
こっそり自分の名前をつけた 夢を描いた旗を突き刺して
信じ続けていれば 偽物もいつか本物になるのかな
もうそうやって 生きていくしか道はないみたいだ
時が経って僕は 諦めても良い理由を欲してしまったのだ
あの頃は良かったなと 思い出話になるのも悪くないよな
それでも心に灯っていた 灯台はいつまでも光線を放って
ずっと同じ道を示していた 暗い海原の向こう側へと
諦めのいい人間ならば 何度諦めても懲りないってことだろう
いつの日か 諦めた理由すらまた忘れてしまうんだ
あの星の光は いつも同じ等級じゃないように思える
やけに明るく見えたり かと思えば見えない日があったり
どうやら今更 引き返したって同じところまで来たようだ
あの星が偽物だとしても すがり付いて生きていくしかないようだ
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