それでも明日の夜明けが見たい/
もっぷ
先生、わたしには尊厳なんて無いですよ
もともと与えられてはいないですよ
市民たちの娯楽のために生まれてきたようなものです
それがなぜなのかはわからないけれど
存在していることが非常に苦痛です
冬が逝く気配ばかりは病床のわたしが未だ季に触れずとも
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