シャンデリア/もっぷ
 
さやかな水の流れを
逆にたどっていきます
かがやくあしたが呼ぶから なのに
なぜ逆に、とすこし不思議だったりします

どこまでも歩いていくうちに
真っ白かった靴が
うっすらと
やがて

はっきりと歳月を纏い かなしいほどに
雪ぐべきだと思えてくるのです
そこへひかりが
競うように集ってきて

くっきりと明るみに 私は もちろん
やっと あおい花を識るでしょう


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