創作童話詩/水菜
のお薬がばらばらとこぼれて
泪が紙を濡らします
くるしいのですくるしいのです
ふあんに食い尽くされそうです
貪り食われてしまいそうです
私を背負い奔走して下さった方がおりました
震える手を握り温めて下さった方がおりました
孤独に私が食われてしまわぬようにと
泣いて下さった方がおりました
墨を含んだ筆で
紙に初めて私の心を綴りました
心は文字に言葉は文字に心は文字に言葉は文字に
蚯蚓は自由に紙の上を這い
私は蚯蚓に心を託して
心を託して
私の弱さを引きずり出したようでした
朝の光にすかした紙のその上で
ふあんが踊っておりました
蚯蚓が踊っておりました
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