にゃーんぱら/初谷むい
 
なめると息がすこし透き通るのが夏なら冬はなんなのだろう。きみの肌、しろくて少し怖かった。わたしたちのセックスは不定形、終わることをわかっていながら望むことは、わかってて驚くドッキリみたい。ねえ起きて。きみはなるべく死ぬけれど、なるべくわたしも死んでみるけど、永遠を信じてみたいと思ってたことをほめてよはやくほめてよ。さようなら。ふたりの下着を拾うときふたりは幸福すぎる農家だ。った。んです。最低だってきみに言いきみに死ぬまで大事にされたい。しねと書くときの変換が「詩ね」になるようなやさしい人になりたい。そんなことを望んでいるのはうそだってわたしはわたしに死んでいくんだ。








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