二律背反?/寒雪
 
どさ
いつの間にか
そんな風に
僕の傍からいなくなったんだよ
おかげで
一日の風景が
繰り返し見る
モノクロームのアルバム
もうとっくの昔に
見飽きてしまったっていうのに
終わることを知らない
朝日と夕日のコラボレーション


言い訳
する時間ををくれるなら
苦々しい顔をしながら
喜んで話すけど
それが
僕の言葉が
なくなっていく理由
失われていくのは
脳細胞だけじゃなかった
そんなことを
思い知らされる
酒浸りな冬の夜
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