たいていのことは/藤鈴呼
 
て TVを点けない時間帯に
そのドラマの再放送が 流れてる

あの時 涙しながら 眺めた記憶

また 締め付けられる
今度は スキー靴よりも
強力な 角度で

指の甲に うっすらと
赤い染みが 残っているのです

すり傷や 切り傷が
当たり前だった時代

揺れる ブランコが
愛おしかった
あの日の空を

ゆっくりと 思い出しながら
呟くのです

たいていのことは
きっと
どうにか なるさ

★,。・::・°☆。・:*:・°★,。・:*:・°☆。・:*:・°

戻る   Point(2)