[:From/プテラノドン
 
だいたい、そういうものは
ティッシュボックスの中に隠しておけば
見つけられないはずだった。
でも、部屋の真ん中に放置してしまった。
慣れってやつはまじで怖い。
それに気づいたならば、どんな格言も
当てにならない。残っているのは
窮屈な首元を緩ませるための思考のあれこれ。
これからうん十年
奪われた詩の頭文字を組み合わせていけば
様々な単語を作ることができる。
その意味は、君のそばにいたいとも思うが
すでにいなくなっている。
呼吸することでそれは
どんどん遠くへ

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