くるいねこ/あおば
 
るし
詩集も刊行している
生き証人の一人の彼女も老いた
当時をまざまざと想起できる人は患者だけになってしまうかもしれない
原因の発端は、工場の医師が排水を猫に飲ませたところ狂いだして踊るようにふらふらしているので、これが原因と上司に報告したら握りつぶされ
原因は不明のままに何年も経ち人にも現れ患者の子どもにも現れ
辛い一生を現在も送っている
国立大学の熊本大学での研究で原因が明確なったというのに
国は企業の味方で、なかなか原因を認めようとしなかったが、
度重なる陳情、デモ、座り込み、裁判所もとうとう認めることになり
国は仕方なく、ケチケチと保証している、なかなか認定が難しくて
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