告白/Syuiti Kitaooji
お前はオマエでいい
俺はオレでいい
かんたんなことさ
灰色にそめられた季節があった
あがいてもあがいても抜け出せない
アリ地獄に僕はいた
自分が自分であったから
あなたたちが自分でなかったから
そこには
幼なじみの君もいた
僕はボクだったけど
君はキミじゃなかった・・
自分で自分を血だらけにしながら
三途の川に近づいた
そのとき僕を救ってくれたのは
何気なく新聞で見た
「死ぬな、逃げろ」
という言葉
そして
「生きろ」
と本気で叱ってくれた人
お前はオマエでいい
俺はオレでいい
かんたんなことさ
ようやく気づいた
お前はオマエでいい
俺はオレでいい
かんたんなことなんだ
自分が自分でいられる社会が
オレ達には必要なんだってこと・・
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