夜明の書簡(友へ)/
青色銀河団
ぼくらはかつて
遠ざかる気層であった
果てのない蒼い夜に灯る
淡い光であった
ぼくらの指先は
震える幼き稲妻
すべての吐息は
透明な表象となった
ぼくらはかつて
言葉以前の言葉
記憶以前の記憶
孤独以前の孤独に住み
世界の起源に
最も親しい場所にいた
今ははなればなれに
なっているおまえ
いまでもおまえは
あの蒼い夜を
生きているか
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