neighbors/ホロウ・シカエルボク
 
ムのコントローラーの音に文句をつける、そしてそれをまともなことだと思っている、覗きをしている自分のことは気にならないらしい、そうしておれはおれのディスプレイを覗いている狂人のために、そいつをネタにしてやろうと考えてこれを書いている、この世界には他人を巻き込むことでしか自己主張出来ない、そんな哀れな連中が溢れている、そうしておかしな主張を(なんの進歩も発展もない主張を)少ない言葉でだらだらと繰り返すうち、自分自身がどんどん疎かになる、もはや常識など何の役にも立たない、誰か余った凶器をくれ、そいつで適当に始末をつけてやる。

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