流浪の烏達/
差羽ナガレ
夜のカ−テンが閉じる街を
飛ばすル−チェレガ−ト
ガソリンは満タンでいい
刺青の上から見える刃物傷を
隠そうとしない不良少年
別珍のスカジャンを纏い
セミアコを助手席に乗せて
誰の手も届かない所まで
汚れきった心を隠さずに
その向こうへと逝くのさ
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